例を挙げると75日移動平均線の場合は、「今日から遡ること75日間」など、過去一定期間の相場の平均値を計算し、そして、その日々計算された平均値を線で結びます。下のチャートの、青い太線が75日間の値動きで、青い点がその平均値にあたります。そうして日々計算した平均値を結んだ赤い線が「75日移動平均線」ということになります。過去75日間の平均と比べて、今の価格は高いのか安いのかがひと目でわかるとともに、全体的な流れが上向きなのか下向きなのか、トレンドの方向性を探る場合にも、移動平均線は有効であるといわれています。
上昇トレンドにあるからといって、どこで買っても同じというわけではありません。移動平均と現在値が、どれくらい離れているのかを気にする必要があります。これは「移動平均乖離率」といって、現在値が移動平均に比べて何%「上にいるのか」「下にいるのか」を数値で示すことがあります。この乖離率が大きくなると「相場が行きすぎ」などと表現して、いずれ移動平均線近辺まで値が戻ってくるだろうと考える人もいます。こうした考えは、「相場は上がったり下がったりを繰り返すものだ」という仮定のもとに成り立っています。